最期を迎える場所はどう変わった?自宅・病院・施設での看取りの現状
昔はどこで最期を迎えていたの?
「人生の最期をどこで迎えるか」は、時代とともに大きく変わってきました。
1960年代までは、自宅で亡くなる人が大多数でした。
しかし戦後、医療が発達し、病院や診療所などの医療機関が増えるにつれ、
病院で最期を迎えることが当たり前になっていきました。
1970年代の後半には、自宅で亡くなる人と病院で亡くなる人の数が入れ替わり、
以後は病院での看取りが長く主流となってきました。
今はどう変わってきている?
厚生労働省の人口動態統計によると、病院・診療所で亡くなった人の割合は、
2000年の81.0%から2023年には65.7%へと低下しています。
一方で、施設で亡くなった人の割合は2000年の2.4%から2023年には15.5%へと増え、
自宅で亡くなった人の割合も13.9%から17.0%へと増えています。
2023年の実数では、病院死が約104万人、在宅死が約27万人、施設死が約25万人でした。
病院以外で最期を迎える人は、合わせて3人に1人を超えるまでになっています。
なぜ病院以外での看取りが増えているの?
背景には、高齢化の進行や、住み慣れた場所で最期を迎えたいという本人・家族の願い、
そして在宅医療(自宅に医師や看護師が訪問して行う医療)の広がりがあります。
たとえば在宅療養支援診療所(24時間体制で在宅医療を担う診療所)は制度化されて以降、全国で整備が進み、
2020年の医療施設静態調査では、診療所10万2612施設のうち1万4506施設(14.1%)が在宅療養支援診療所を届け出ていました。
訪問看護や介護サービスの充実も、在宅での看取りを支える力になっています。

私たちにできることは?
大切なのは、「どこで、どのように過ごしたいか」を元気なうちから家族と話し合っておくことです。
ACP(人生の最終段階の医療・ケアについて話し合う取り組み)という考え方も広がっています。
希望は変わってもかまいません。
くり返し話し合うことが安心につながります。



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